こんにちは。
ターさんと申します。
子供に会わせないようにする親権者と会いたいと切実に願う別居親(私)。
これが現実なんだ。。。別居親(私)に突きつけられた厳しい現実。
こんな思いをしている人が、世の中に数万といる。
そう思うと何かを伝えていくべきでないか?
そして、少しでも同じ思いをする人が少なくなるような世の中になって欲しい。
単独親権という大きな壁が私の前に立ちふさがっているのです。
本来、子供は大好きな両親からたくさん愛情を受け取り、成長していきます。
また、私もそうであったように祖母や祖父との関わりを通して価値観を得てきました。
多方から受ける愛情は、子供にとって今後の人生の糧になると思うのです。
単独親権を理由に自分の利益を一番に面会交流を拒むことは、子供にとってマイナスでしかありません。
いつかはその真意を知った子供に後悔をさせてしまうことになるかもしれません。
私の経験を通して今後、離婚を考えている方、親権に不安をお持ちの方の参考になれば幸いです。
成長を見守り続けてきた子供とある日突然関わりが無くってしまう。
これほど辛いことはありません。心にポツンと穴があく。
私が子供と最後に会えたのは、2022年2月20日。
なんとなく最後になるかもしれない気がして、久々の再会の時間を携帯に録音していました。
今ではその録音を何度も何度も再生し繰り返し聞いています。その度に大好きな娘との思い出が蘇ります。
そして、この日を境に私は子供と会えなくなってしまったのです。
娘は、何を思い日々過ごしているのだろう?困ったり、悩んだりしていないだろうか?病気はしていないだろうか?
娘のことを考えない事は一日もありません。
あの時会話の中で、娘と色々な約束をしましたが、すべて叶わずに今に至ります。
私の『人生でやりたいことリスト』には、娘と約束をかわした事が手つかずのままで残っています。
コロナ禍で成長した娘とは、旅行したりやイベントに参加したり出来ていませんでした。
新しい事に出会う喜び、新たな発見、最高の笑顔。
一緒に生活していれば、日々感じられていただろう娘の成長、心に残る思い出の数々。。。
娘との記憶や何もかもが、あの日から止まっています。
コロナ禍の唯一の遊びは、海でのお砂遊びでした。
スコップで山を作ったり、海に足を入れてはしゃいだり。。。
寒くて風邪を引いてはいけないという思いもあり、「帰ろう」とうながすが帰ろうとしない。
遊びに行きたいところもたくさんありました。コロナが終息したら、それが何よりの楽しみでした。。。
日々子供の成長を見届けられない辛さ、涙が止まらなくなるほど辛いです。
娘と同年代の子供を見るとたくさんの思い出がよみがえり、また会いたいと思う気持ちが募り涙が出そうになる時もあります。
しかし、悔やんでいても仕方ない。今は自分が出来ることをやり切ろう。
行動することをあきらめなければ、人生は良いものに変わっていくと信じています。
いや、自分の力で素晴らしいものに変えていこう。そんな意思が私を突き動かしてくれています。
自分の行動が変われば、いつか願いは必ず叶うことを信じ毎日を生きています。
私と同様に別居後や離婚後、子供を別居親に会わせたくないということで親権者のほうが面会交流を拒否することがあります。
妻は現在に至るまで、心の奥底に苦労や我慢を抱え私との生活をしてきたのかもしれません。
その辛さを理由に子供から私を遠ざけようとする気持ちもわからなくもないです。
しかし、夫婦の関係のもつれで子供たちの権利を奪ってしまうことは良いのだろうか?
子供の気持ちに寄り添うことこそが親として大事ではないかと思うのです。
子供の利益を一番に考えること。それが夫婦が別れても両親にできる子供に対しての責任ではないだろうか?と思うのです。
日本の離婚の現状
日本では年間どのくらいの夫婦が離婚しているのでしょうか?
日本の離婚率は約35%前後です。婚姻件数は2021(令和3)年で約50.1万件となっています。それに対しの離婚件数は約18.4万件となっています。
やや減少傾向にあるものの約3組に1組の夫婦が離婚しているというのが現状です。
単独親権と共同親権
日本では婚姻時は共同親権ですが、離婚後は単独親権のみが採用されています。
現在の単独親権制度では離婚時に親権を争った場合、片親は辛い思いをすることになります。
そのため、熾烈な親権争いを繰り広げ、多くの労力をお互いに使わなければなりません。
離婚後に片親にしか親権が認められないことから、養育費が支払われないというケースが数多く発生していることも大きな問題となっています。
私の場合、親権の争いはありませんでしたが、財産分与や他の事で激しく争った為にお互いにしこりが残ってしまいました。
離婚後に親同士として良好な関係を築くことは難しくなりそうです。
また、両親が親権をめぐって激しく争うことは、子供にも大きな精神的負担をかけてしまいます。
単独親権制度では、親権を獲得できなかった側の親は、今までのように子供に触れ合えなくなります。
「子供を失う」という喪失感は言葉では言い表せなく、その本人にしかわかり得ません。
離婚後、会えたとしても面会交流は月に1回程度です。別居親の会いたいと願う気持ちも虚しく、同居親は、面会をできる限りさせたく無いのです。
そのような環境下では、親としての責任感が次第に薄れてしまい、養育費を支払うモチベーションがなかなか上がらなくなることも当然の事です。
養育費だけは請求しておいて、面会交流は拒否するような身勝手な片親もいます。
私はこれからも養育費は払い続ける予定です。しかし、自分の利益や気持ちだけで面会交流を拒むことは、断固として許せません。
夫婦関係がそこまでこじれていない場合、共同親権が導入されれば、子育てに関わり続けることができます。
子育てに責任を感じることが可能となりますので養育費が支払われやすくなります。
共同親権が導入されても、子供と日々一緒に暮らすのは父母のどちらかに限られてしまいます。
夫婦には、お互いに子供を養育する義務があります。もう一方の親との「面会交流」がどうしても必要となります。
この点、単独親権制度のもとでは、実際は相手方の承諾を得てからでなければ、子供に会うことが難しく、会わせてもらえないことが多々あります。
しかし、共同親権が導入されると、面会交流も親権の内容のひとつと考えられます。
相手方が面会交流を拒むことは基本的に難しくなるのです。
両親とも親権者になりますので、今までよりも面会交流を行いやすい状況になります。
両親が共に子育てに関わることが可能になるため、非常に大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか?
しかし、共同親権にはデメリットもあります。DVなどの慎重な判断が必要なケースもあるため、導入に関して慎重な声もあるのも事実です。
単独親権と共同親権どちらかに絞って決定するのではなく、司法の力も借りながら、原則共同親権を採用し、事案によっては単独親権を採用し、総合的に判断することが一番よいのでは無いかと考えます。
共同親権と子供への利益
共同親権と単独親権の違いを簡単に言うと、離婚後も夫婦が共同して子供を育てていくのか、離婚後に片親がひとりで子供を育てていくのかということです。
そもそも親権とは、単に子どもと一緒に暮らすという権利ではありません。子供が立派な大人として成長できるようにしていくために親として、しつけ、教育、財産管理などの義務と責任を負うことを意味します。
単独親権のもとでは、基本的には親権者がひとりで子育ての責任を負うことになります。
想像できると思いますが、時間的、金銭的、さらには精神的にも片親では相当に重い負担を背負うことになります。
自由な時間や自分のための時間は、ほとんど無いに等しくなるでしょう。
近くに親がいない場合は協力しもらったり、頼る事が出来ないため、さらに大変なことはいうまでもありません。
離婚後に一人で子供を育てていくことは大変な労力が必要なのです。
一方、共同親権では離婚後も両親が協力して子育てをする義務を負うことになります。どちらか一方が子育てに対してすべての責任を抱え込んだり、過大な負担を負うことがなくなり、協力して子育てに関わっていくことが可能になります。
子供の成長にとって、両親がいるとうことは精神的にも望ましいことは言うまでもありません。
離婚による親と子の関係の断絶が無くなり、生活環境の変化を最小限に抑えることができます。
本来、親とは子供に無償の愛をささげる存在です。そのため、幼い頃から子供は自分が親から愛されることを疑いもしません。両親からの愛情を受け続けることで、子供の成長に必ずプラスとなります。
この点からも、共同親権は一番の被害受けてしまう可能性のある子供に対して、利益になるのです。
子供を伴う夫婦の離婚は、大きな責任を持つことになります。小さな子供は、精神の成長時期です。親子の断絶は、子供にとって計り知れない傷になるでしょう。
両親が離婚しても親子関係は双方の親と続きます。子供の利益を一番に考えることが大切です。
離婚後も共同親権を認めることが自然な形ではないでしょうか?
私の責任
親権ということで、親の権利や子と暮らす権利と言うことが争点になってしまいがちです。
本来は子供が不自由なく、のびのび暮らせることが親としての責務です。
親権をどちらが持つかというの前に子供をどうやって育てていくかというゴールに向かって親同士で考える事が大切です。
私としては、子供たちに申し訳ないと思う気持ちがあります。今後子供たちは、父親がいつもいない環境で生活します。
本来なら、子供に広い世界をみせてあげることができたのに、偏った世界に生きることで、多くの景色を見せてあげれないことが一番の悔やみです。
私たち親の責任は、子供たちの未来への扉を閉ざさないことだと思います。
今後、私が子供たちに出来ることを考えながら、自分なりにできることを模索していきます。
同じような境遇の方も全国にたくさんいると思います。少しでも私のような思いをしている人の意見が、共同親権の導入の後押しになることを願います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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