別居親に突きつけられた厳しい現実

人生

こんにちは。

ターさんと申します。

試行的面会交流の日程が決定しました。

やっと娘と会える時が来るかも。そんな期待に心が弾みます。

もう娘とは、約1年半会っていません。
残念ながら、娘は私の顔を覚えていないかも知れません。おそらく私の声さえも覚えていないでしょう。

あの日以来、私と娘の間では時計の針は、動くことなく止まっています。
私は娘との会話を思い出として動画に残していました。何度も何度も、それを再生しています。

最後に会って、娘とかわした何気ない約束、それが私の人生でやりたいことリストになるとは、思いもしていませんでした。

試行的面会交流とは、面会交流が争点になっている場合に、家庭裁判所の調査官のもとで 試験的に面会交流を行います。
調査官が交流の様子を観察して、面会の判断をします。
場合によっては、面会を見送ったり、交流が順調に行われるように働きかけます。

家庭裁判所内には、児童室(プレイルーム)という部屋があります。
子供用のおもちゃなどもおいてあります。
裁判所と聞くとなんとなく暗いイメージだと思いますが、児童室は窓も広く陽当りも良く、裁判所の中で唯一明るく感じました。

多くの児童室は、壁の一部がミラーになっていて、他の部屋から児童室の様子を観察できたり、児童と親子の交流を観察出来るようになっています。

別室にはモニターが設置されており、監護親、代理人、調停員などが様子を観察することができるようになっています。

面会交流を行うことが子供の福祉にとって望ましいかということを判断する大きな目的があります。
親と子供の交流時の雰囲気を観察して、面会交流の適否を判断する試験のような感じです。

最近では試行的面会交流により、子供の本当の気持ちが判明し、その後に面会交流が大きく進行するケースが増えているようです。



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今日は、調査官との面談でした。

裁判所内にある部屋で調査官から、娘の生活の様子などに関して説明を受けました。

私が家を離れてから、娘は妻にべったりくっついて離れない時があるようです。
同居時は、そんなこともなかったので、淋しい思いをさせてしまっているのだろう。。。
心の底から申し訳なく思います。
今はまだ幼稚園児なので、あまり感じていないと思いますが、大きくなるに連れ、小学校行事などに父親がいないことで生活に支障をきたさないかという不安があります。
本当にごめんね。。。

調査官から聴いた言葉に私は、唖然とすることになります。

『〇〇さんはお父さんに会いたくないと言っています』

調査官が娘に対してパパに会いたくない理由を聴いたら、

『パパが勝手に出て行ったもん。。。』と言っていますとのことでした。。。

そんな会話からスタートした調査官との面談。

その言葉を聴いた前後何分間か私の記憶はどこかへ消えていました。
話をしている事が、頭に入ってきません。
やはり、1年半という月日は、短いようで長いのだと実感しました。
毎日、私は娘のことを想い、いつか会えることを信じて生活をしてきました。会いたくて会いたくて、涙が流れてしまうこともありました。
一番かわいい時期に娘と会えなくなり、我が子の成長を見届けられない悔しさでいっぱいでした。
娘の事を忘れた事は一度も無かったです。
唯一の救いは、長男との良好な関係でした。それが生きる原動力でした。

涙が出そうになってふと我にかえりました。

あの時、私は家を出たく無かった。最後まで家に残る提案をした。
家を出れば、帰って来ることが出来なくなることもわかっていた。
また、最愛の子供たちに会えなくなることは私にとって人生で一番辛い事だった。

『子供の事を考えて家を出て行ってほしい』
妻と義母からの強いプレッシャーに耐えきれず、子供たちの生活環境を第一に考え、家を出る決意をした。
あの時、私には家を出るという選択肢しか残されていなかったのだ。

同居中は、私の事を大好きだと言ってくれていた娘。
仕事から帰って玄関のドアを開ければ、喜んで迎えに来てくれていた。
仕事の嫌な事も娘の顔をみると何も無かったかのようにリセットされた。
娘と長男と一緒に就寝する時は、幸せを感じる瞬間だった。
娘との会話は、日々成長を感じられ、しっかりしていく姿にたのもしさを感じていた。
本当に私にとって天使のような存在。
あんなに良好な関係だったのに。。。

子供は別居後、監護親の影響下にあります。
監護親の影響を強く受けてしまいます。私という存在は、妻や義理の母からすると消えてほしい存在なのだと思います。
しかし、妻と関係が無くなったとしても、子供との親子関係は続きます。

親と子の断絶。
単独親権の元では、こんな事が横行しているのです。
別居前にどんなに良好な関係だったとしても、私の事を良く言わない同居親の環境下で生活すればこうなってしまうことはなんとなく予想はしていました。
仕方ないと理解はしていたものの、やはり辛いです。

試行的面会交流は、行われる予定ですが、当日娘の様子によっては、会えない可能性もあるとのことでした。
本心はどうであろうと子供が会いたくないと言えば、子供の気持ちが一番なので、尊重するべきだと理解しています。
望んでいない結果になったとしても受け止める準備はしています。
両親の感情より、子供にとっての利益を最優先にしなければなりません。

もし、会えないとしてもいつか娘も大きくなり、現状を理解してくれると思っています。私の思いは必ず娘に届くと信じています。

今、私に出来る事は子供が私を必要とする時に、応えられるように自分の生活を先ずしっかり立て直すことです。

自分の人生に後悔がないように、生きること、パパはいつも二人の子供たちが大好きで、君たちを遠くで見守り続けています。




「こどもと暮らし」

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